海神社(かい)
宇陀市室生大野1655 its-mo
一の鳥居、二の鳥居

交通
近鉄大阪線 室生口大野下車 南3分
祭神
豐玉姫命
配祀 天照大御神、善女竜王、九頭竜大明神
合祀 牛頭天王
摂社
紀ノ宮神社 家都御子大神
など
由緒
神社横を流れる宇陀川は木津川淀川を経由して大阪湾につながっている。だからと言ってこれが海神社の名前を説明することにはならない。
大和には名前に海のつく神社が六社鎮座、いずれも式内社ではない。創建の時期が平安初期以前とは確認出来る式外社は見あたらない。
海は巨大な水溜まりであり、水神としての海神が尊ばれたのであろう。宇陀川の上流、より水源地に近い室生龍穴神社から竜神を勧請したと伝わる。
三間社流造の本殿
三間社流造の本殿
お姿
江戸前期の建築と思われる社殿は三間社流造檜皮葺であるが、平面的にはそれぞれ完結した一間社二棟を、相の間で並列に接続した形態。これに一連の流造の屋根を架け、各殿の植えに千鳥破風を設けた格好。
当初は一間春日造であったと言う。
この地域の特徴は、柱状節理と呼ばれる溶結凝灰岩で、溶岩が溶けて固まる時に容積が縮小して、それにともなって節理が垂直に入るために出来た岩が林立していることだ。
山辺郡都祁村から三重県美杉村までの東西28km、南北15kmの範囲に分布。
大野には岩に磨崖仏が描かれている。
長拝殿
見上げた柱状節理
お祭り
例祭 11月 2日 3日
紀ノ宮神社
平成祭礼データから
当社は、宇陀郡室生村大字大野小字下出に所在する宇陀川沿いの丘陵の麓、旧伊勢街道より少し分かれた杜に西面して鎮座しており。豊玉姫命を主祭神とする。
創祀、沿革については明らかでないが、伝承によれば室生龍穴神社から龍神を勧請したといい、龍穴社と同様、祈雨神とされている。なお、今回の御神躰遷座中の神像調査により、多くの神像の中に鎌倉時代の狛犬一対と、鎌倉時代にも遡り得る神像1躰存在することが判明した。ところで現在の海神社という社称の由来は、一説には、古代当地に海人族が移り住んだことによるといい、古墳にみられる渡来文化流入の痕跡もこのことを裏付けるとも思われる。海神が龍神に転化し信仰されることが、一般的にあったとみられており、当社でも、現本殿に波涛を描いた壁画が残されていることからすると、ここでは龍神は海に座すとして信仰していたとも推測される。
以上 |
大和の神々
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