![]() 出雲市佐田町宮内730 mmapfan 鳥居 ![]() 交通
拝殿 ![]() 由緒 『出雲国風土記』飯石郡須佐郷に以下の地名説話がある。 当社の創建年代は不詳であるが、須佐之男命が自らの御魂を鎮めたとする霊跡であり、須佐之男命の出雲における本宮として須佐大宮、出雲大宮と称し、多くの崇敬を受けてきた。
『出雲国風土記』のスサノオは、記紀のスサノオに比べて素朴で穏やかな神格である。意宇郡安来郷では、スサノオは壁を立てめぐらし「わが御心安平けくなりぬ」といったことが、安来の地名説話となっている。大原郡佐世郷では、佐世(ツツジ科)の葉を髪にさし、この地で踊った際、木の葉が落ちたとある。同郡御室山では、神の御座所を作り、宿ったとある。スサノオ神の御子神の伝承も七柱の神々が出雲の殆どの郡で語られており、スサノオ神への信仰はかなり広いものであったようだ。 紀伊国在田郡には名神大社の須佐神社が鎮座、他にも古社として備後国深津郡に須佐能袁能神社、三代実録に播磨国無位素盞嗚神に従五位下を授くとある(広峯神社のことか)、同じく隠岐国海士郡の健須佐雄神に従五位下を授くとあるように出雲にとどまらず広く崇拝されていた。特に紀伊国の須佐神社は出雲国より格が高く、紀伊国をスサノオの原郷と見る方もいる。 幣殿 ![]() 本殿 ![]() 本殿 ![]() お姿 神社の西に接して素鵞川が流れている。素鵞はスガと読まれる。出雲大社の本殿後に素鵞神社が鎮座、スガ、スサは同義のようだ。蘇我氏との関連は如何。 塩の井 ![]() 須佐の七不思議と云うものがある。その内の塩ノ井は境内に残っている。スサノオ命自ら潮を汲み此の地を清め給うたという。日本海に連動して満潮の時は付近の地面に潮の花をふくという。
素鵞川 ![]() 参考 『神国島根』、『式内社調査報告』 神奈備にようこそに戻る |