都我利神社
出雲市東林木町672 mapfan
鳥居

神門

交通
一畑電鉄 大寺駅下車北へ5分
祭神
味耜高彦根命
配祀 伊耶那岐命 伊耶那美命 速玉男命 事解男命 倉稻魂命 迦遇突命 菅原道眞
摂社
稲荷神社「宇賀魂神」
武頭天神社「素戔嗚尊」
狛犬(この地域は逆立ち犬が多いがここは普通)
拝殿
由緒
盾縫郡の延喜式神名帳に記載され、また出雲風土記にも載る古社。神祇官にある神社として、伊努の社 同じ社 とあり、これは都我利神社のこととされる。(吉野裕)
『雲陽記』に曰く。「八王子味耜高彦根神をまつる。西の方に的場あり。此所にて百手の的あり。ヒキメの神事を行うと言い伝えたれども、慶長の頃(1596〜)よりその事はたえて今はなし。
当社の縁起なりと云い伝るを見るに、白雉三年(652)、此の社に勧請したり。八王子と称するは五男三女なり。或る書には都我利神社とあり。その神二坐味耜高彦根神と、彦根の神の持玉える剣を合祭ると云えり。
剣は天稚彦の喪屋を斬り飛ばした剣で、我里または神戸の剣と云えり。天書に都我利という故に社の号となすなり。此の神神威有故に、大己貴命霊剣を援たもうといえり。郡郷山河原野に至るまで悉く平治し、春の耕し、夏の耘り(くさぎり)を教えたまう、故に味耜高彦根の神とは申すなり。伝にこの神は大己貴命の第八の御子なるが故に、八王子大明神と申奉るなり。
祭神については、『特選神名帳』では、「出雲国造系図」に、天穂日命、武夷鳥命、伊佐我命、津狡命(ツガリ)云々とある津狡命を祀っていると見ている。『延喜式』の次ぎに記載の神社が伊佐波神社であるのも、国造系図の名に似ていることをあげている。
工事中の本殿
工事中の本殿
お姿
ここも小高い場所に鎮座している。40段ほどの石段を登ると神門がある。中はなにもない。
参詣日(2013.5.16)には、社殿の工事中であった。木々の多い気持ちのよさそうな神社だろうが、残念であった。
お祭り
11月 3日 例祭
参考 『神国島根』、『式内社調査報告』
西日本神社一覧
神奈備にようこそに戻る |