二宮神社
神戸市中央区二宮町3-1-12 mapfan
鳥居

交通
三宮駅 真北300m〜400m
祭神
天忍穗耳尊 合祀 應神天皇
摂社 稲荷神社、椋白龍社「白龍大神」
由緒
一宮神社から八宮神社と数詞の一から八までの名を持つ神社は神戸市以外にないと云う。この一〜八は通常使われる一宮則ち淡路島なら伊弉諾神宮と云う序列数詞ではなく、単なる背番号のようなものだろう。
大抵の神社はそうだが、ここでもご多分に漏れず、創建年代は不詳。
拝殿

本殿
稲荷神社と椋白龍社

お姿
一宮神社から八宮神社(六宮は八宮に合祀)の七社は全てその摂社に稲荷神社を持っている。港神戸だから戎神社などがと思うのだが、これは見当たらない。地域としては港より農耕だったのかも。
生田神社が現在地に遷座された際、一時当社を仮宮とされたとの社伝が残っているようだ。
この神社も境内は広くはない。社殿は立派な建物。拝殿の前に磐座がある。平たい面を見せている。御霊石と記しているが、効能は不明、触られて光ったところがあったので、とりあえず撫でておいた。
東の入り口の鳥居の足下に「天在諸神」と彫った石がある。南の鳥居を入った所に楠木があり、神木として祭っている。
御霊石

お祭り
春季例祭 5月 5日 秋季大祭 9月15日
『平成祭礼データ』
御由緒
御祭神の天忍穂耳尊は天照大神裔神八柱の中、第一位の兄神にあたられ後年高千穂の峰に天降りました天孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の父君にあたられる神であります。
当社の創祀は不詳であるが、古書の録する処によれば、「生田大神裔神、二宮菟原郡生田村に在り、葺屋ノ荘六ケ村の共に祀る所なり」とある。
全国に九万近くある神社の中で数詞を一から八まで冠した神社が一市内に鎮座しているのはわが神戸市のみであると思われる。
当社はその内の一社で葺屋ノ荘(旧葺合区)の氏神として古くから厄除開運の信仰があり氏子の篤い崇敬を受け今日に至っている。
また年中行事として節分の日には一宮から八宮まで歩いて巡拝する八社詣という風習があり、古来節分には未明より夜にかけて参拝者が続いたのであるが、近年は限られた小数の篤信者の方がこの八社巡拝を続けられている。
昭和二十四年以来、九月十五日の敬老の日には氏子の中で七十五歳以上の老齢者を招き敬老長寿祈願祭を行っており約三百五十名の参拝がある。
当社に合祀されている八幡神社は旧生田村に鎮座していたもので厄除二宮北向八幡神社として多くの崇敬を集めている。
以上 |
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