由緒
花窟王子からの速玉大社への海岸沿いの古道に鎮座。
加持鼻王子とも記す。この王子社は『熊野年代記』によると徳治元年(1306)年、阿須賀の渡しを渡っていた参詣道を鳴川(成川)に替えたとある。 花窟王子から井田を経て、海岸線沿いに阿須賀の渡しに向かっていたのを、後に上野道を経て成川に向かったようである。