![]() 観音堂 十津川温泉 昴の里から七色峠へ
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このコースには西国三十三観音をモデルとして大正年間に石造の観音像が道筋に置かれている。
昴の里からのコースでは三十一番以上の観音様にはお目にかかれない。擽砂古の登山口からだと三十三番にもお目にかかれる。 ![]() ![]()
とにかく秋の晴天に挟まれた雨天と言う絶悪のコンディションの日。11時半頃から登りはじめて、果たして日が落ちる17時までに七色峠の道に出れるのか否かが勝負、昼なお暗い鬱蒼たる小辺路の山中、おまけに濡れた石畳の道は滑りやすく、ベテランガイドまで数回は尻餅、藤四郎の惨めさはここに極まれりである。
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登っていると突然木々のない一帯に出る。風が強い。水田の跡のようだ。天水田と言うようだ。どこからも水をひくことはできない。天からの水のみで水田をやろうとしたようだ。流石に雨の多い熊野地方の試みだったようだ。ここまでで約2時間。 ![]() 観音堂には冷たい水がこんこんと出ている水源がある。甘露甘露。
![]() ![]() トイレを済ましてから再び出発、果無峠への最後の登り、峠はそれほど広くはない頂上、石を組み立てたものや十七番観音像がおかれている。 ![]() ![]() 普通、下りは快適なものだが、雨が降っていたこともあって石畳が極端に滑りやすい。草鞋ならよかったのだろうか。登山靴では滑る。
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