熊野古道紀伊路、和歌山県の王子社
愛徳山王子
御坊市藤田町吉田字栗林2167 ゼンリン
善童子王子から宮前橋を渡り、南へ緩やかに下る。民家の間を熊野古道らしいたたずまいの道が続いていく。
川沿いの道になり、右側に花壇があり、御坊花の町つくりとの木柱がたつ。
花壇と花の町つくりの木柱、そこの民家の間を右に入る。
ミカン畑の間を少し行くと左右に分かれている。左側を50m程進む。
左側が竹藪、右側のミカン畑の奥に愛徳山王子跡の石柱が見える。
八幡山の北の麓になる。五体王子に次ぐ規模の大きさであったとされる。 御坊市史によると吉田村手鑑には「此社先年退転いたし候様成行之所、慶安四年御公儀より愛徳山之義を御尋被成、其節境内三拾間四方に被仰付、則社鳥居御制札共従御公儀御立被為遊候由申伝へ、御制札其後朽失し、社鳥居大破に及び有之候」とあり、近世末期には荒廃した。
明治41年、次の九海士王子と共に近くの八幡神社に合祀された。
愛徳山王子石柱
紀伊内原駅から塩屋王子への地図
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前の王子社、善童子王子
次の王子社、九海士王子
熊野古道、紀伊路 和歌山県編
熊野古道、九十九王子社
古代史街道 紀ノ国編
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