熊野古道、和歌山県の王子社
藤白搭下王子
海南市下津町橘本字中尾1615 ゼンリン
藤白搭下王子跡
藤白神社から阪和自動車道をくぐり、有馬皇子の墓にお参りして藤白峠への急な石段を登る。30分程で筆捨松がある。
筆捨松から20分ほどで宝篋印搭がたっており、続いて地蔵峰寺がある。
宝篋印搭は県重文で緑と赤系の緑泥片岩を組み合わせて作られている。鎌倉末期。
地蔵峰寺の本堂は国重文、本尊の石造地蔵菩薩坐像も国重文で高さは317cm、1323年作。
この境内に搭下王子の跡地を示す碑がたっている。 近世までは若王子社と呼ばれた神社であったと云う。現在は橘本神社に合祀されている。
後鳥羽院熊野御幸記に、藤代王子を発って「道崔嵬殆有恐、又眺望遼海非無興、参搭下王子」とある。 なるほど現在でも峻険な峠道である。
地蔵峰寺と搭下王子の跡地を示す碑(赤丸)
宝篋印搭
藤代王子から山口王子への地図

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