![]() 比曽原王子 田辺市中辺路町野中字比曽原1143 地図 比曽原王子の石碑 ![]()
近露王子を出ると、近露伝馬所跡の看板がある。伝馬所とは紀州藩が官吏の通行の便宜と公用の文書、荷物の輸送のために設置した役所で、ここには馬が12頭常備されていた。人足は地区民が交代で勤めた。 藤原宗忠が熊野に参詣した天仁二年(1109)には、近露王子から中川王子までの間に王子社は見られず、この王子社はそれ以降に設けられたようだ。現に『御幸記』には、近露王子の次に「ヒソ原」とある。そのわりには早くから退転し、享保年間(1716〜36)にはすでに社殿はなく、「比曽原王子跡」と刻まれた緑泥片岩の碑があるのみだった。
跡地にたつ説明板と石碑 ![]() 近野神社 田辺市中辺路町近露1072 mapfan ![]()
由緒 勧請年代は不詳。金刀比羅神社をベースに近隣の神社ー近露の王子神社、春日神社、丹生神社、地主神社、野中の継桜王子神社、小広王子社、中川王子社、比曽原王子神社、道湯川の王子神社−などを合祀した。境内地が狭かったので現在地に遷宮し、社名を近野神社と改称した。
![]() ![]() 祭礼 11月 3日 例祭 神楽として獅子舞奉納、幣の舞、剣舞、乱獅子、花罹り、うかれ舞、道中獅子、六曲があり、野中の獅子舞保存会が中心となって奉納する。
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