熊野古道中辺路 大日越え
月見岡神社・湯峰王子・東光寺
田辺市本宮町湯峰11 mapfan
湯峰王子社
本宮の元社の大齋原から大日山を越えて湯峰温泉へ下る。この道を大日越えと云う。
大日越えの頂上の手前に磐座祭祀跡が現れ、すぐに月見岡神社「月讀命、天照大神」とお堂が現れる。大日山のお宮さんであり、熊野本宮大社の境外摂社。
月見岡神社手前の磐座

月見岡神社

ピンボケだったゆえ、本宮町観光協会発行の『熊野本宮』の写真を借用
それから少々登り、下っていくと湯峰王子社が見えてくる。元々東光寺は王子社の境内にあったが、王子社が火災にあい、東光寺の山上に当たる現地へ再建された。
第五の五体王子である。
湯峰王子社

定家の『御幸記』には記述されていない。鎌倉時代末の正中三年(1326年)の『熊野縁起』に湯峰童子とあるようだ。
時代が下り、湯峰温泉で湯水離を取ってから本宮へ参詣するようになったという。 また、那智大社から大雲取越え、小雲取越えを行い、湯峰温泉で休息した後、本宮へ寄らずに熊野古道赤木越えで船玉神社方面へ直接帰路をとったとも云う。番外の王子社とされる由縁である。
祭礼 湯登神事 4月13日
巴紋の小太鼓を抱いた稚児をたくましい若者が肩車をして熊野本宮から湯峰に至り、湯で身を清めてから湯峰王子の社前で古式に習って八撥神事(ヤサバキ)が行われ、それから古道の大日越えを行う。
途中大日神社(月見岡神社)で同様の神事を行い、本宮へ戻って本宮の大祭に無事奉仕できることを祈願すると云う。
湯峰王子社を下ると小栗判官の病を治したと云う壺湯がある。 川の向こうは東光寺。湯峰温泉の元湯と云う。小雲取り越えへの出発点。
東光寺
寺頭説明文
人皇第十三代成務天皇の御代に発見せられ、日本最古の温泉として知られる。
現東光寺が最初の噴出地(湯元)です。其の湯口に湯花が化石し、御丈二丈余の薬師如来の霊形と出現せられしを仁徳天皇の御代印度より渡来せられた裸形上人、熊野三山苦行の砌り霊夢に依り感得せられ、衆生の病苦を救う為に茲に尊像の周囲に草庵を結び、当寺を開基せらる。
熊野本宮付近の地図103kb
紀伊續風土記 巻之八十五 牟婁郡 四村荘 湯峯村から
王子権現社
境内に薬師堂あり 本尊薬師如来は湯花にて自然に成れる座像にて形状石佛の如く岩上にあり 堂を其上に作りて覆ふ 堂下は一面の大岩といふ 昔は薬師の体中より湯沸き出しといひて胸上に小穴あり 持佛堂に二重の多宝塔あり 多宝塔は後鳥羽上皇の御建立といふ 又多宝塔の南に石の宝筐印塔あり
別当 東光寺 薬王山 真言宗古義無本寺本宮社家支配
村中にあり 王子権現社領五石 社堂共に宮の修造といふ 社役は本宮西座の内より勤む 総て湯の事は別当の支配なり 浴室銭湯の制あり 皆別当へ納む
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前の前の王子社、祓戸王子
熊野古道、中辺路
熊野古道、九十九王子社
古代史街道 紀ノ国編
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